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死後事務

おはようございます。
死後事務って難しいです。
明日、あだち区民後見人養成講座で、後見の終了についてお話をさせていただきます。
このタイミングで、現在進行形の終了案件が一つ。
講義のため、実務のため、改めて死後事務関係の本や資料にあたりましたが、死後事務は極めてセンシティブで難しい、という感想しかありません。
後見人等に対する社会的要請と法的根拠の欠缺、案件ごとの事情。。
うーむ。参りました。
これを区民後見人の皆さんに担ってもらうのは、少し負担が大きいかもしれません。
病院は遺体をすぐに引き取れと言うけれど、後見人等の仕事ではないし、かといって、相続人にすぐ連絡がついてその人がすぐに動いてくれるわけでもないし、やむを得ず葬儀屋を手配して引き取ったとすれば火葬まではやることになるだろうし、でもそのお金はどうやって支払うのか、協力してくれる親族が相続人ではない場合はどうなのか、そもそも相続人に連絡がつかない場合、火葬をすればもとに戻せないのは自明のことであるものの、いつまでも待てないという社会的要請もあり・・・。
そもそも、保佐だし・・・。
とか。
ご本人とのお別れという事実だけではなく、その後の事務も後見人等に重くのしかかってきます。
さらに、報酬が出る感じでもなかったりして・・・。
深い息しか出ませんね。
こういうときは、持ち前の明るさで何とか。
今夜は支部セミナーで民法改正相続編!
がんばりましょう。
髙野守道