こんにちは。吉永です。
少し暑さが和らいできたように感じます。夏の疲れが出てくる頃かと思いますので、皆様どうか無理なくお過ごしください。
私事ではございますが、このたび川のほとり事務所を退職し、独立開業する運びとなりました。髙野先生ならびに皆様に大変お世話になり、心より感謝申し上げます。本当に、ありがとうございました。
まだ横浜に住んでいた頃、インターネットで髙野先生の存在を知った私は、どうしてもそばで学ばせていただきたいと思い、無礼を承知で「求人の募集はしていますか？」とメールを送りました（ちなみに募集している形跡はありませんでした）。
どこの馬の骨かも分からない私の、突然の長いメールに対し、それを上回る長いお返事をくださったこと、そしてすぐに事務所を見学する機会を設けてくださったこと、感謝してもしきれません。
対話を大切にし、読書や研修に勤しみ、珈琲を嗜み、ときに鼻歌を歌い、植物や動物を愛し、そしてとても温かな表情でご家族や後見業務のお話をなさる髙野先生の姿を見て、言葉では言い尽くせないたくさんのことを学ばせていただきました。
葛飾の街に流れるあたたかい空気の中で、私は少しずつ自分を緩めてあげられるようになった気がします。司法書士として、また人としてこれからどのように生きていきたいか、自由に、真剣に考えるようになりました。
私は聴力が年々低下しており、いつまで司法書士の仕事を続けることができるか分かりません。でも、もし司法書士を諦めないといけないときがきても、きっとそのとき自分にできることを探し、楽しみながら頑張っているのだろうなと思います。そのように前向きに考えられるようになったのも、今まで支えてくださったすべての方々のおかげです。感謝の気持ちを忘れずに、私もいつか社会へ還元できるよう励みます。
今まで、本当にありがとうございました。コロナ禍で不安定な日々が続いておりますが、皆様のご無事を心よりお祈りしております。