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甲子園

こんにちは。
なぜ甲子園はおもしろいのでしょうか。
先ほどの第2試合、山梨学院と熊本工業の試合は、熊本工業山口君のサヨナラホームランで幕を閉じました。
甲子園での敗戦は、3年生の引退を意味します。
よって、あのホームランで山梨学院の3年生の高校野球は終わりました。
残酷だけど、もう101回そういう大会やってます。
昨日の沖縄尚学には台湾からの留学生がいたそうです。
甲子園にあこがれて留学したとか。
先ほどの試合。
知り合いが出ているわけでもなく、スター選手が出ていたわけでもなく、ましてや母校でもない両校の対決から目が離せなくなった理由は何なのか。
考えるまでもなく、その答えは「負けたら終わりの真剣勝負」だからでしょう。
17,8の子らにとって、人生の多くの時間を注いでたどり着いた場所。
たどり着くだけでも大変なのに、そこで対峙するのはお互い都道府県チャンピオンの猛者。
競りに競って、延長12回。
勝てば歓喜と自信を手にし、次なる相手への挑戦権を手にする。
負ければ・・・。
次の一球が勝負を分けるかもしれない。
投げるほうも打つほうも、その眼差しが、見る者の胸を打ちます。
山梨学院の投手、相沢君。
振り向いた視線の先を飛んでいく、君はそのシーンを何度思い出すのだろうか。
そんなことを思ううちに、次の真剣勝負が始まりました。
勝つ経験も負ける経験も大事だけれど、真剣勝負に挑んだ経験がきっと役に立つ。
さぁ思い切って次の一球を。