おはようございます。
本日は、足立区役所にて、区民後見人養成講座の基礎講習を担当させていただきます。
区民後見人とは、特別な資格等を必要とせず、一定の研修を受けた一般区民の方を言います。
法律上は、専門職後見人も区民後見人も違いはありません。
同じ成年後見人です。
親族後見人も同じです。
同じ法律で縛られています。
過日、群馬県で専門職後見人が足りていないという報道があったと記憶しておりますが、これからは区民後見人が活躍する時代になるかもしれません。
親族後見人から専門職後見人に、そして区民後見人へ。
親族では本人との関係が近いものの、その近さゆえに後見人としての「業務」がおろそかになってしまいがち。
専門職では本人との関係が遠く、その遠さゆえに後見人としての「業務」しかしない。
もちろん、それぞれ、業務をしっかり行う親族後見人や本人と緊密な関係性を築けている専門職後見人もいるとは思います。
しかし、全体的に見れば、そういうことなんでしょう。
そこで、親族ほど近いわけではないものの専門職ほど遠くはなく同じ地域に住んでいる人で一定の研修を受けて業務として活動できる区民後見人の登場です。
この制度が広く知れ渡れば、手を挙げる人は多いのではないか。
私はそう思います。
困っている人を放っておけない、という人は多い気がします。
区民後見人はボランティアではありません。
民法862条によって、成年後見人は、家裁に対し、報酬付与の申立てを行い、報酬を得ることができます。
ボランティア精神を持ちながらも、研修を受け、業務として、後見人になる。
超高齢社会において、求められています。
区役所の職員から連絡がありました。
本日は100人入る会場に、10人ほどの予約です!
マイク使います?
マイクはいりません。
声デカいので。
髙野守道