本日は、大阪の久岡弁護士による「意思決定支援」についての研修会に参加しました。
本人の意思を尊重する。これは、日頃の後見活動で実践していることでもあり、今更ながらという面も、正直なところ感じました。むしろ、意思決定支援システムに乗せることによって、意思決定をしないという意思決定をしているのに、強引に意思決定の支援を受けて意思決定をさせられてしまうことになってしまう危険性すらあるのではないかと感じました。ご本人の真意（主観的最善の利益）を、第三者が客観的に決めることは、厳密な意味では不可能ではないでしょうか。
ご本人の言葉に真摯に耳を傾ける。
真意を探る。
心の内を想像する。
システムの構築よりも、後見人の人間力を磨くことが最優先だと自分に言い聞かせます。