新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
新年早々ではございますが、当事務所は、令和5年1月1日、あなたのまちの司法書士事務所グループに加入しました。同グループは、兵庫県の佐藤大輔先生が主催されているグループで、兵庫県の8事務所と東京都の3事務所で構成されています。各事務所は完全個別の事務所なので、独立採算です。なので、当事務所における業務は、これまでと何ら変更はございません。
なぜ、グループ化するのか?
これはグループHPに記載がございますので、こちらをご参照ください。
なぜ、参加するのか?
私が同グループとつながった最初のきっかけは、令和2年の秋、同グループ主催の家事事件勉強会に出席させていただいたことがきっかけです。当時、コロナの影響で各会合がzoomになりました。怪我の功名とでもいいましょうか、zoomを使用することによって場所を気にすることなく各種会合に参加することができるようになりました。
私は、それをいい機会と捉え、それまでは場所的に参加が難しかった会合にも時間が許す限り参加するようにしました。その一つが、同グループの勉強会でした。
そこには、業界経験20年近い佐藤先生が率先して勉強する姿がありました。
そればかりか、参加者が若手であろうとベテランであろうと区別なく、登録している一人の司法書士として、真摯に対応される姿もありました。何の縁もゆかりもない他の事務所の人間に対し、自らの経験を惜しみなく伝え、同じ目線で疑問点を見つけ、同じ目線で考えるその対応は、本当に敬服しました。
気が付けば、私は毎月の勉強会にほぼほぼ参加していました。(現在も)
そして、自分もグループを作ってみたいと思うようになりました。
そこで、令和4年1月、仲の良い同期に声をかけ、グループ立ち上げの話をしてみました(その旨のツイートもしました)。最初は好反応で構想を練り始めました。しかし、一から創るというのは検討すべき事項が多く、検討した結果を文章にする、形にするというのもなかなか難しく、いつの日か、このままの関係性で付き合っていくのが一番いいのではないかとなりました。
それから一年弱、結局、私は、作るのではなく、参加する方向に舵を切りました。
考えてみれば、この2年間、佐藤先生をはじめとした他の先生方から得るばかりで、自分は何かを還元できているのか確信がありませんでした。そこで、グループの一員という形にすることが、一つの恩返しになるのではないかと考えたのです。
グループ参加の理由は他にもあります。
それは、グループに参加することでお客様にも利点がある、ということです。
当事務所のように本職が一人の場合、例えば、何某の理由(コロナ感染など)で受任できないことが考えられます。その際、単なる「知り合いの司法書士」ではなく、「グループのHPに載っている司法書士」のほうがどことなく安心と感じるお客様もいるのではないかということです。
また、依頼のあった案件に対して、明らかに自分よりも適性がある司法書士がグループ内にいる場合、その司法書士を紹介しやすくなります。共同受任ということも考えられるかもしれません。
さらに、単純に、一人の経験知よりも、メンバーの経験知を活用できるかもしれないということは、お客様にメリットでしょう。もちろん、各事務所は別事務所なので、守秘義務を守る必要はあります。守秘義務はありますが、それを守りつつ、メンバーの経験談を聞けるのはメリットです。
たしかに「私は孤高のライオンがいい」というお客様もいらっしゃるかもしれませんけれど、私は、自分の相談先(業務提携先)をオープンにしておくことは、お客様に対する態度として、より真摯な態度と考えます。
ちなみに、グループに思想や宗教的なつながりはございませんので、ご安心ください。
私は、他のメンバーの思想や宗教的な立場を知りませんし、私の考えなども開示していません。
おおむね以上のような理由であなまちグループに参加いたしました。
仲良しこよしで群れるつもりはありません。
グループを良いものにするのは、参加する事務所のクオリティだと理解しています。
「一流のチームを作るのに必要なのは、一流のチームワークではなく、一流の個人が集まることだ。」
私の好きな元プロ野球選手落合博満氏の考えです。
グループ参加の良し悪しを決するのは他ならぬ自分だと言い聞かせ、これからも精進いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
令和5年 1月5日
髙野守道