おはようございます。
昨日、あだち区民後見人の養成講座の基礎講座でお話をしてきました。
持ち時間2時間で、成年後見制度の全体のお話、概況のデータを使って現実の把握、体験談などなど。
私の話の前には、実際に区民後見人をやってらっしゃる方が体験談をお話され、受講生の皆さんは熱心に聞き入ってる様子でした。
実は、その体験談に出てきた案件は、私の案件をリレーしたものでした。
経緯としては、私が就任→課題解決→安定→区民後見人にリレー、というものになります。
私は区民後見人推進派です。
専門職が課題解決→区民後見人にリレー
この構図をどんどん広めたいと考えています。
理由は、それが一番本人のためになると思うからです。
昨日の体験談を聞きながら、その思いがさらに強くなりました。
印象的だったのは、本人が喜ぶと思って故郷の食材を取り寄せて食べてもらったというお話です。
聞きながら、かなわんなぁと思いました。
明らかに、職業後見人と区民後見人の特徴・特性が違うと感じます。
もうこれは、分業制にするのがベストではないでしょうか。
課題の解決をする後見人と寄り添い重視の後見人。
野球の投手リレーをイメージします。
専門職が先発して課題を解決し、生活が安定したら、リリーフである区民後見人へリレー。
現在、区民後見人には社協が監督人につくことが多い(知る限りほとんど)と思いますが、専門職からのリレーの件はその専門職が監督人を務めるようにしてもいいかもしれません。
それであれば、①本人に関する情報を持っている専門職がそばにいる、②社協のマンパワーを削ることがない、という利点が考えられます。
思いつきで書きましたが、なかなかいい案かも・・・。
次の目標は、区民後見人との複数後見、区民後見人へリレーした際の監督人就任にしましょうか。
制度に縛られるのではなく、柔軟な発想を持って、本人のためになるような制度の活用方法を模索し続けていきたいと思います。
髙野