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親族向け成年後見講座で話しました

 

 おはようございます。

 昨日は、親族向け成年後見講座の講師を務めてまいりました。

 

 通常の講座のように自分だけが喋るという形式ではなく、親族の後見人に現在就任されている方とともに喋るという形式に初挑戦しました。

 

 参加された皆様どうでしたでしょうか。

 

 私の感想は「時間が足りない」です。

 考えてみれば、当たり前なんです。自分の後見チャンネルで1回10分として、今のところ17回やってますので、全部170分話してます。それでも話は終わっていません。10分で終わってない回もありますし。

 

 それを、90分で、スピーカーがもう一人いて、全部話をしようというのが無理な設定だったのかもしれません。

 

 まぁ、でも、スーツ着たそれっぽいのが出てきて一人で喋っているよりも、現在進行形で親族後見人をやられている方の生の話を聞けたのは、よかったのではないでしょうか。

 

 講義中に手が挙がって、ご質問をいただくこともできました。質問が出るということは、話を聞いてもらってる証拠なので、意外と嬉しいものです。少なくとも、私はそう感じます。

 

 また、私が用意した資料について、事前に送ってくれればしっかり読んでから参加できたのに、という声もいただきました。

 

 なんでも、書いてきた疑問点が資料に書いてあったようで、悩む必要がなかったとか。

 

 これは、ごもっともな意見と思います。我々も、様々な研修を受けますが、事前に資料が送られてくれば、内容をつかんで研修に参加できます。

 

 問題は、郵送料等の費用ですかね。

 メールでやり取りができれば問題になりませんが。

 

 昨日の講座で皆さんが熱心に聞いてくださっていると思ったのが、類型の話、複数後見の活用、補助はやめられる、後見人候補者の話、概況のデータ、親族後見人の方の体験談、このあたりでしょうか。

 

 

 こちらの反省点は、話が「就任」までいかなかったことです。当然、初回報告や定期報告の話もできていません。

 

 キッカケから始まり、関係機関への相談、制度の概要、書類の準備・作成、面接予約・申立、この程度で話が終わってしまいました。

 

 この辺は、反省点ですね。

 最初から、テーマを「キッカケから申立てまで」などにしておくべきだったかなと思います。正直なところ、時間が足りないことはわかっていたわけですからね。

 

 これは、次回以降への課題ということで。

 そもそも呼ばれるかは、わかりませんけれど(^_^;)

 

 髙野 

 

 

 一応、資料を掲載しておきます。

 

 東京家裁後見サイトトップ

 https://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/kokensite/index.html

 

 後見・保佐・補助開始申立ての手引き

 https://www.courts.go.jp/tokyo-f/vc-files/tokyo-f/kouken/110101.pdf

 

 よくある質問(回答編)

 https://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/kokensite/yokuarushitsumon/answer.html

 

 成年後見事件の概況令和2年1月~12月

 https://www.courts.go.jp/vc-files/courts/2020/20210312koukengaikyou-r2.pdf