おはようございます。
子供たちへの支援もしたいと思っています。
実は、同じように思っている方は多いのではないかと、想像しています。
テレビで子どもが犠牲になる悲しいニュースを見れば、涙する大人は多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
最近では目黒や野田、川崎。
少し前なら厚木、もっと前は池田小学校。
タクシー運転手時代、勤務中に池田小遺族の本『虹とひまわりの娘』を読み、涙で仕事ができなくなりました。
その本を読んだのは、事件の少し前に自分が父親になったことと無関係ではありません。
昔から、子を失うことはこの世で最も辛い出来事だと耳にします。
しかし、自分に子どもができる前は、その悲しみがどの程度か想像もできませんでした。
自分に子どもができ、失うことを想像した時、私は自分の精神を保てるか自信がありませんでした。
現実に起きたあの事件のご遺族が書く本には何が書かれているのか、恐る恐る読み進めた記憶があります。
その結果が、止まらない涙でした。
その後も子どもが犠牲になる事件は起きました。
その度に泣き、怒りました。
そして、ある時、私は思いました。
テレビの前で私が泣いても、子どもの一人も救えないし、助けにもならない。
いずれまた悲しい事件が起きれば、同じように涙が出ると思うけれど、指を咥えてそれを待つのか、と。
そういう未来を望まないことは明白です。
自分なりに何かしたい。
大人として、近所のおっさんとして。
けれど、教育について学んだこともないし、心理学とかも知らないし、一体何ができるのか。
司法書士資格でできることはほとんどないだろうし、活かすとしたら運転技術!?
そもそも、どこにどうやってコンタクトをとり、自分の思いをどう伝えればいいのかもわからない。
迷いました。
でもやっぱり役に立ちたい。
私は、児童養護施設を検索し、ピンときたところに手紙を出しました。
伝えたいことを正確かつ簡潔に、と心掛けました。
首尾よく施設の方が面談をしてくれる運びとなり、施設長を含む職員2名の方に面談をしていただきました。
面談では、自分が思っていることをそのまま伝えました。
運転手としてでもいいから役に立ちたい、子どもたちを支援したい、と。
その結果、ボランティアとして登録し、子どもたちと遊んだり話しをするために、時々訪問することになりました。
それが昨夏のことです。
その後、不定期に訪問し、交流してきました。
特別なことはしません。
会話をしたり、遊んだり、食事をしたり。
正直なところ、役に立てているのかわかりません。
しかし、施設長の「短く太い支援ではなく、細くていいから長い支援が欲しい。」という言葉を胸に、今後も続けていきたいと思っています。
で、何が言いたいのかというと、同じような思いを持っている方は今すぐ近所の施設に連絡しましょう!ってことです。
子どもたちが皆さんのところに会いに来てくれることはありません。
待っていても。
永遠に。
でも、皆さんは行動できます。
電話をかけられます。
手紙を出せます。
会いに行くことができます。
会いに行けば、会話ができます、遊べます、ご飯を一緒に食べれます。
知り合いになれます。
そのために資格は要らないと思います。
近所のおっさん、おばさん、お兄さん、お姉さんで十分でしょう。
子どもたちは待っていると思います。