おはようございます。
司法書士2人で飲みまして。
ひょんなことからお互い相対性理論や宇宙が好きだという話になりまして。
不確定性原理がどうだとか、双子のパラドックスがどうでとか、光より早く進めればタイムワープできるとか、我々は3次元なのか4次元なのか、などということを話したんです。
そして共通して、ひも理論はさっぱりわかんねぇ、と。(笑)
そんなことに興味を持っている人がいるんだなぁと驚きましたが、意外とみんな同じなのかもしれません。
物理の話をしていたはずが、生きるとは死ぬとはみたいな哲学的な話になっていき、焼き肉屋で何の話しとんの?となりました。
皆さんは次の質問にどうお答えになるでしょうか。
ちなみにこれは現在私が読んでいるシェリー・ケーガン「DEATH」に書かれていたことをアレンジしています。
質問1
私の脳と他人であるAさんの脳が入れ替わり(移植され)ます。
すると、私の脳を持つAの体とAの脳を持つ私の体ができます。
この状態でどちらかしか生き残れないと言われたら、どちらを選択しますか?(どちらを殺しますか?)
質問2
人間の記憶には限界があり昔のことはどんどん忘れていきます。
50年程度しか記憶が残らないとしましょう。
寿命がとんでもなく伸びたら・・・
0歳 → 名前をAとつけられる
100歳 → 50歳より前の記憶がなくなる
200歳 → 150歳より前の記憶がなくなる。名前を忘れて周りからはBと呼ばれる。
300歳 → 250より前の記憶がなくなり、Cと呼ばれるようになる。
400歳 → 350歳より前の記憶がなくなり・・・
ここまであなたは生きたいですか?
1については、自分の脳を持つAの体を残す人が多いのでは?と思います。
私も彼も同じ答えでした。
2については、私はその状態での生は望まないと答え、彼はそれでも生きると答えました。
とても意外でした。
2の答えもみな私と同じだと思っていたからです。
2の生は、もはや自分ではないと感じます。
自分ではないなら生きていてもしょうがないと思うのです。
でも彼は、何かのきっかけでAだったことを思い出すかもしれない、と。
なるほど~と思いましたね。
つい、自分の考えこそスタンド―ドと思いがちですが、人の意見は聞いてみるものだと思いました。
みなさんはどうお考えになるでしょうか。