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災害と後見

 

 おはようございます。

 

 過日の台風被害で今も苦しんでいる方がおられると思います。謹んで御見舞い申し上げます。


 日常のすぐ側に災害があるのだと痛感します。

 

 では、災害発生時に後見人としてやるべきことや考えておくべきことについて、日頃の準備ができているのかと問われれば不安です。


 今般の台風上陸に際しては、リーガルサポートから、会員に「災害時の対処について」注意喚起のメールが送られてきました。

 

 親族後見人の皆様、一般の皆様にも役立つ情報と思いますので、ご紹介させていただきます。

 

 

 ー災害時の対処についてー

 

 1 まずは自分の命・安全の確保 

   心配だからと迂闊に外に出るのは危険です。

 

 2 片付け前に被災状況の写真を残す

   特に、浸水がどこまで来たのか、その痕跡を洗い流す前に記録する。

   罹災証明や損害保険請求の資料になる。

   あれば建物図面の活用も考えれる。

 

 3 罹災証明書の申請

   被災時には忘れないようにしましょう。

 

 4 各種情報の収集

   ・災害救助法適用の有無 

   ・被災者生活再建支援法適用の有無

   ・自治体の災害見舞金制度の有無

   ・家屋解体費用の国の補助、自治体の補助の有無

   ・内閣府の防災ページのチェック

 

 5 ボランティアセンターの活用

   特に片付けなど。 

 

  

 

 日頃から意識しておかないと忘れてしまいそうです。

 と言うか忘れる前提で、これらを印刷して所持したり、スマホの中にメモを残しておきたいですね。

 

 災害が起きないことが一番ですが、この国においては、起きる前提でいた方がよさそうです。

 

 

 今回の台風では、在宅の被後見人さんの避難状況がかなり気になりました。

 施設入所中の方であればある程度安心できるのですが、在宅の方は心配です。

 

 家の電話に出てもらえず…

 携帯を鳴らしてもダメ…

 そのうち避難勧告が出て…

 行って確認すべきか、留まるべきか…

 近くの小学校に行ってくれただろうか…

 どうしよう…

 

 おさまった翌日、飛んでいきましたが、家にいたという人もいれば、ご近所さんが声をかけてくれてその方のお宅に避難していたなど、皆さん無事でした。

 

 被後見人さんに被害はなかったものの、来年また同じようなことが起きるかもしれません。

 どのタイミングで避難を促すか、電話のタイミング、避難場所の確認、ご近所さんとの連携、いろいろと考えさせられました。

 

 簡単に「こうしたらいい」というものでもなく、ケースバイケースで考えていくしかないように思います。

 

 

 

 さぁ今夜は決勝だ!!

 ( `ー´)ノ🏉