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登記

 

 司法書士法3条に司法書士の業務が書かれています。

 その中の最初に登記がでてきます。

 

司法書士法

第三条 司法書士は、この法律の定めるところにより、他人の依頼を受けて、次に掲げる事務を行うことを業とする。

 一 登記又は供託に関する手続について代理すること。

 

 選挙演説風に言えば、司法書士の一丁目一番地です。

 

 では、登記にはどういうものがあるのでしょうか?

 

 大多数が、不動産登記、商業登記を挙げると思います。

 当然でしょう。

 

 少数派で、債権譲渡登記、成年後見登記、くらいでしょうか。

 あるいは、工場財団、動産譲渡という言葉も出てくるかもしれません。

 

 ここで、司法書士のバイブル「注釈司法書士法」を見てみます。

 注釈司法書士法33,34ページには、「登記」に含まれるものが書かれています。

 以下、列挙します

 

 不動産の登記

 船舶の登記

 工場財団等各種財団の登記

 企業担保権の登記

 動産の登記

 会社又は外国会社の商業登記

 個人の商業登記

 夫婦財産契約の登記

 動産譲渡登記

 債権譲渡登記

 成年後見登記

 法人・外国法人の登記

 農村負債整理組合に関する登記

 商工組合中央金庫の登記

 農業協同組合等の登記

 農業共済団体の登記

 証券取引所等に関する登記

 損害保険料算出団体に関する登記

 消費生活協同組合等の登記

 水産業協同組合の登記

 中小企業等協同組合等の登記

 商品取引所に関する登記

 宗教法人に関する登記

 投資法人に関する登記

 信用金庫等の登記

 漁船保険組合等の登記

 輸出組合等の登記

 酒類業組合等の登記

 労働金庫等の登記

 輸出水産業組合の登記

 協同組合・商工組合等の登記

 鉱業技術研究組合の登記

 中小企業等投資事業有限責任組合契約の登記

 特定目的会社に関する登記

 労働組合の登記

 弁護士会・日本弁護士連合会の登記

 独立行政法人等の登記

 組合等の登記

 鉱害賠償登録手続(著者見解)

 

 ふーっ。

 世の中には様々な登記がありますね。

 その手続の代理は司法書士業務。

 その手続の代理は司法書士業務・・・

 

 探せば特化した人がいるのかもしれません。

 例えば、漁業の街では・・・とか、農村地帯の事務所だから・・・とか。

 

 例えば、個人タクシーの司法書士だから中小企業等協同組合等の登記とか・・・。

 

 なんで今まで気が付かなかったんだろ(T^T)