おはようございます。
いきなり訴状が届いたらそりゃビックリしますよね。
場合によっては精神的にやられてしまうかもしれません。
訴訟と言えば弁護士さん。
これは間違いありません。
最初に思い浮かべるべき選択肢であり、可能であれば弁護士さんに頼むべきです。
しかし、何らかの事情で弁護士さん以外の選択肢を検討する場合、司法書士を視野に入れてください。
裁判所に提出する書類の作成は、すべての司法書士の業務です。
さらに、認定司法書士であれば、簡裁(140万円まで)の代理権を持っています。
通常、関わることのない裁判所から封筒が届くと、それだけでドキドキしてしまうと思います。
訴えられた!
と思ったら調停の申立だったり
何十ページもある訴状が届いた!
と思ったら半分以上は証拠だったり。
まずは「訴状」本体の中身をよく読むことが大切です。
誰が、誰に対して、どういう理由で、何を求めているのか。
慌てずに、一つずつゆっくりあてはめてみてください。
訴状が届いて一番やってはいけないことは「無視すること」です。
相手の言い分がそのまま通ってしまう可能性があります。
いわば言ったもん勝ち状態。
なので、訴状が届いたら、弁護士さんに頼む。
弁護士さん以外に頼む場合は司法書士を考える。
これを念頭に置いてください。
弁護士さんと司法書士の違いを野球に例えると、代打としてバッターボックスに入ってくれるのが弁護士さんです。一方、バッターボックスに入るのはあくまでも依頼者であり依頼者のためにベンチで助言をしてくれるのが司法書士です。そして、一部の司法書士は河川敷球場(簡裁)であれば依頼者の代打としてバッターボックスに入れます。
昨今は訴訟にまつわる詐欺も横行しており、突然裁判所を名乗る封筒が届くかもしれません。
慌てずに、近所の弁護士事務所、司法書士事務所を探して、実物を持ち込んでください。
我々が見れば一目瞭然です。
本物であれば「訴訟対応をすべき」というアドバイス、偽物であれば「無視して構わない」というアドバイスができます。
一人で眠れない夜を過ごすことはありません。
髙野守道