皆様こんにちは。
今回は、持分会社という聞きなれない会社について解説したいと思います。
まず、持分会社とは、「合名会社」「合資会社」「合同会社」の総称です。
株式会社と比較するとわかりやすいので、比較しながら説明します。
株式会社は株主が主役です。理由は出資(お金を出す)をしているからです。つまり、たくさんお金を出した人が会社に対して発言力を持つという仕組みです。
株式会社が収益を上げれば、出資者である株主に配当金などで還元されます。
対する持分会社の主役は社員です。社員が出資するから発言力があるというのが理由になります。
出資する者が会社に対して発言力を持つという原理は共通していますが、出資者=社員というシンプルな構造を取るのが持分会社です。
持分会社は会社法に定められたれっきとした会社ですが、比較的新しい制度なので知らない人が多くいます。
株式会社との比較で設立費用が10万円ほどが安い、年度ごとに行う決算報告が不要などの利点があります。
比較的安価で会社を設立できますので、商売を始めたいけど、最初は小規模なので株式会社は手に余るという方におすすめです。
詳しい制度の説明をお聞きになりたい方は、私にお問い合わせください。
司法書士 竹下洋一