捨てる神あれば拾う神あり、などと申しますけれど。
過去に複数の方が辞任されているという案件にチャレンジし、一応最長記録?の在任期間ではございました(まだやめてない)。
自分なりにそれなりにやっているのではないかと思えていた矢先のことだったので、残念です。
一方、親族後見人を10年以上お勤めになられた方から、ご自身(後見人)の健康不安を理由に、「あとをよろしく!」とばかりに引継ぎ案件を受けました。
事前に関係書類をいただきましたが、手書きでしっかり書かれたそれは、一目見て「あ」と思いました。
案の定のご職業。部門もおそらく経理だったのではないでしょうか。
はるか昔に定年退職されたとのことですが、体に染みついていらっしゃるのでしょうね。
今は、書式をダウンロードしてWordで打ち込んで・・・という時代です。
味のある手書きの書類が消え、機械どおりの書類があがる。
担当書記官は何を思うのでしょう。
案件の多さからすると処理速度が上がって助かるのかもしれませんが、たまには全部手で書いてみるのも面白いかも!?
すくなくとも私はその手書きの書類を見たときに、背筋が伸びました。
大学ノートに自分で線を引いて作成された帳簿。
さらに、10年以上報酬付与申立なしの後見活動。
いやはや。感服でございます。
感服したので、辞任申立ては手で書こう。
髙野守道