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公嘱協会総会

    本日は、第33回東京公共嘱託登記司法書士協会総会に参加しました。

 来賓として小池百合子知事や都議会議員もお見えになりました。

 公嘱協会を取り巻く環境は決して芳しいものではありませんが、昨今の、所有者不明土地問題への世の中の動きに一筋の光明を見出したいところです。

 私自身も活用し同職にも評判の『相続早わかり読本』の改訂版が、総会参加者に配布されました。こちらの本は公嘱協会が発行しています。総会出席の目的は、ほぼこれだったりします。パラパラっと見たところ、大幅改訂ではないようですが、相続について非常によくまとまっている本だと思います。
 
 公嘱協会員には一冊無料配布され、二冊目からは500円だそうです。協会員ではない方は、一冊1000円で買えるようです。5000冊を刷って、すでに4000冊の受注があったということが人気を物語っています。

 もともとは、官公署の用地取得担当者向けに編集されたものですが、旧民法の解説や条文抜粋もあり、我々が行う相続人調査にも役立ちます。

 九州の面積を上回るとされる所有者不明土地問題。その解決の一助にならんと、多くの司法書士が腕を撫しています。6月6日には特措法の成立があり、相続法の改正も近い将来になされる見込みです。

 既存業務だけではなく、時代の要請に合わせた国家資格の使い方を考えられたらと思います。