エンディングノートというものがあります。
書店で売っています。
後見人にとって、これがあると助かります。
特に、身寄りのない方の後見人になった場合は、貴重な情報源です。
しかし!
まず、ありません。メモや日記などを発見したことはありますが、エンディングノートそのものを発見したことはありません。
そもそも、何を書くものなのか…?
例を挙げます。
@自分の基本データ
住所・氏名・生年月日・本籍・賃貸の内容・緊急連絡先・過去の住所・学歴・職歴・資格・趣味など
@医療データ
血液型・健康保険の種類・アレルギー・副作用・胃ろう・鼻チューブ・持病・かかりつけ・既往歴・告知・延命措置・臓器提供・献体など
@財産
任意後見の有無・預貯金・貴金属・不動産・有価証券・加入保険・クレジットカード・電子マネー・貸金庫・トランクルーム・パソコン・携帯電話・借入金など
@遺言
@葬儀
@お墓
@ペット
@友人・知人
だいたいこのような内容を書きます。
書く欄はたくさんあるのですが、全部を埋める必要はまったくありません。むしろ、言っておきたいところだけ書くということでいいと思います。延命措置は望まないとか、死亡したらこの人に知らせてほしいなど。
これは、後見人に限らず遺された人間にとって貴重な情報です。また、最後までご自分の意思を貫くための布石となります。ぜひ、ご活用ください。
葛飾区福祉協議会さんが、今年の2月にエンディングノートを発行されました。
・葛飾区社会福祉協議会(ウェルピアかつしか3階)
・区内の高齢者総合相談センター
こちらで無料で配布しているそうです。近隣にお住まいの方は、お立ち寄りになってみてください。区役所の福祉担当部門にもあるようです。


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