民法改正


 平成32年4月1日、改正民法が施行されます。そこに向けて、改正民法の研修会が各地で開かれています。本日は、山野目章夫先生の講義を受けてまいりました。山野目先生は、法制審議会のメンバーであり、民法改正議論についての裏話的な要素も含めながら、面白おかしく解説をしていただきました。

 恥ずかしながら、私は、改正民法の研修を受けたことがなく、又、本も読んだことがなく、本日、初めて改正民法に触れました。

 「あー、驚いた!」

 これが率直な感想です。危険負担とか時効中断とか減額請求とか法定利率とか、めっちゃ変わるじゃん!!変わる変わるとは聞いていましたが、これは本当に大幅改正です。

 腰を抜かします。

 改正後の条文内容はさることながら、施行直後の経過措置の把握も必須です。その行為はいつしたの?その答えによって適用条文が変わり、法律効果が変わる。民法は1から…とは言いませんが3くらいからやり直さないといけないかもしれません。

 施行まで残り2年。これまでは「まだ2年ある」でしたが、これからは「あと2年しかない」と思って、改正民法の勉強もしていきたいと思います。

 みなさん、商行為債権の短期消滅時効がなくなりますよ!そして商事法定利率もなくなります!!さらに、民事法定利率も5%じゃなくなります!!!

 こりゃ大事件だ。本買わないと。