昨日は城北支部主催の「家族信託」研修に、研修委員会の一員として参加しました。
研修委員会副委員長などという肩書は要するに「雑用係」です。
マイクはどうか、席はどうか、ライトは、講師の水は、などなど。
実際は、委員長が率先してやってくださるのですが・・。
テーマが人気テーマで、講師が宮田先生(武蔵野支部)ということもあり、支部主催としては通常よりも多め?の人数で、盛会のうちに終了しました。
個人的な感想は「今年受けた研修の中で一番熱い研修だった」というものです。先生の家族信託に対する想いが伝わってきました。実は、信託については、一度勉強を始めたものの、途中で「後見の方がいいかな」と思い、勉強をやめた過去があります。
それは、信頼できる受託者がいない場合、つまり、身寄無し親族無しのケースです。信託はそういうケースでは使えない。それなら自分が信頼される後見人を目指して頑張ったほうが早いと思い、本を閉じました。
しかし、昨日の研修で宮田先生の熱い想いに触れ、特に「家族信託万歳ではなく、選択肢の一つとして持つべき」という先生のお言葉に、思わず頷いてしまいました。ご家族が円満にやっている場合に、そのうちの一人が認知症などになり、その人のために外部の後見人がご家族の中に入っていく・・・。信頼できる受託者がいるのであれば、認知症になる前に信託をしておく。
ただ、受託者を監督する機能は原則的としては無く、信託監督人(または受益者代理人)を置かないと受託者の暴走を止められない。ふむ・・・。
わかりました。
「後見人か受託者か」が大事ではありませんね。
「信頼できるかどうか」
が大事なんですね。信頼できるのであれば、肩書なんて関係ない。
根本にある「他人の財産を預かる」ことに違いはありません。
ただ、家族状況によって、後見がいいのか、信託がいいのか、向き不向きはある。
そのために、選択肢を持つ。
やはり勉強が必要です。
もう師走。おかげさまで今年の正月に建てた目標は、すべてクリアできそうです。
来年の目標の一つに「家族信託契約の受任」を入れようか・・・
鬼が笑ってます。
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