定型文や決まり文句ではなく、考えや意見をまとめた文章というのは、ほんの少しの文章でも時間がかかる。
あー、書き方が違う。
言いたいことが伝わらない。
違う意味で取られかねない。
全体的にしっくりこない。
句読点の位置が気になる。
言葉遣いが幼稚だ。
いや、変に難しくし過ぎだ。
あれ、最初の感じだな。
ていうか、構成を一から練り直そう。
本当にこれが言いたいことか。
どこで押して、どこで引くか。
主語、述語、修飾語。
事実か、評価か。
意見か、独りよがりか。
簡単過ぎず、難し過ぎず、長過ぎず、短か過ぎず、最小限の分量かつ最大限の効果で…。
こんなことをしていると時間はあっという間に過ぎてしまい、一日中パソコンとにらめっこをした。文章を書く力が欲しい、と切実に思う。そのために、とにかく文章を書き、とにかく本を読む。
いま一番読みたい本は「財産管理人選任等事件の実務上の諸問題」(司法研修所2003)という研究報告書だ。調べてみると、購入は難しそうなものの複数の大学図書館で閲覧出来ることがわかった。ウチから一番近いのは東大の図書館か…。
仕方ないから、東大に入ります。
文章を書くのは、難しい。
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